流求茶館つーしん

前回ご紹介したタンブラー同様、
もうひとつオリジナル商品のご紹介です。
『　薔薇ジャスミン　◆流求茶館オリジナルブレンド◆　』
沖縄では長く親しまれているさんぴん茶（ジャスミン茶）に
薔薇の花びらをたっぷりとブレンドした商品です。

神戸の製茶メーカーさんに依頼して作っていただいたのですが、
当初は猛反対された商品なんです。
理由は、もともと香りに特徴のあるジャスミン茶に、
さらに香りの強い薔薇をブレンドするのは邪道では・・・
とか、内地の方ではあまり人気のないジャスミン茶故
オリジナルでブレンドとなるとロット的に難しいよ・・・

とにかく試作する前から　「絶対このふたつは合わないよ！」
と言われていたんです。

そんなやりとりの中
「絶対相性いいはずだから」　「沖縄はジャスミン茶の知名度もあるし」
とお願いを重ねたところ、

渋々、「じゃぁ、とりあえず試作だけなら」　って感じで進めて出来上がった
商品がこの　『薔薇ジャスミン茶』　です！

できあがってみたら、先方も　「なかなかイイですね」　って言ってくれました。
ジャスミンの香りと薔薇の香りが混ざり合う事もなく、殺しあうこともなく、
交互に香ってくる絶妙なブレンドバランスです。

いやいやながら取り組んでくれたものの、
優秀なブレンダーさんのおかげで出来上がった一品です。

店頭では筒に詰めて販売しております。

『薔薇ジャスミン　流求茶館オリジナルブレンド』
５０ｇ入り茶葉　￥１，０５０


【さんぴん茶豆知識】　さんぴん茶＝ジャスミン茶
意外と勘違いされていることが多いようですが、
ジャスミンの木や葉で作ったお茶ではありません。
緑茶に仕上げた茶葉にジャスミンの花を混ぜ合わせ
花の香りだけを吸着させた後、花を取り除いて完成させます。
沖縄ではポピュラーなお茶ですが、もともとは中国から伝わったお茶で、
現在も茶葉自体はほぼ１００％中国からの輸入に頼っていると思われます。
れっきとした中国茶なんですね。
ジャスミン茶をさんぴん茶と言うのも沖縄独特ですが、
これも中国語でこういうお茶のことを　「香片茶シャンペンツァー」　
と呼ぶあたりから変化してさんぴん茶になったとも聞きます。

大昔の中国との大交易時代の名残を感じることのできるお茶、
それが、このさんぴん茶なんですよ～。


【流求茶館 information】

click→■■営業時間変更のお知らせ■■←click

cｌick→■■流求茶館の中国茶講座■■←clicｋ