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2011年01月11日

比嘉康雄

比嘉康雄
先日、写真家の比嘉康雄展『母たちの神』に行ってきました。

昨日で終わってしまいましたが、反響すごかったんじゃないですかね。

NHKで放送された比嘉康雄さんの特集も観たんですが、
写真家になる前と写真家になったあとの移り変わりが印象的でした。

警察官という職を辞して写真家になって、
激動期の沖縄で、暴動などの事件を撮るようになるが、
「俺は沖縄の人間なのに・・」「なぜ本土からくる記者と同じものを撮ってるんだ?」
「沖縄人の自分にしか撮れないものがあるのでは?」と思うようになり、
次第に撮るものが事件そのものではなく、その事件の周囲にいる人間を撮るようになる。
そしてそこから、沖縄人の生活や文化を撮りはじめ、後に沖縄本島や各島々に古くから残る
祭り事を撮るようになる。

そんなようなことをテレビで言ってました。

中でも、世間で神の島と呼ばれる久高島は特別だったようです。
このテレビの取材でも久高島で道行く人に「比嘉さんって知ってますか?」
って尋ねたら「あー、あの写真家の比嘉さんねぇ?もちろん知ってるさー」と。
島の人たちはみんな知ってるようなそんな感じでした。
しかも、「礼儀正しい人だったよ」「何度来ても、何回会ってもね」と
とても信頼されているようでした。

そしてある日、その比嘉さんが撮った写真が世間を驚かせたんだそうです。

それは、今まではあり得なかったこれまで男子禁制の場とされていたウタキで行われた行事の写真。

神人たちがそのウタキに向かう中、
神人のリーダー的存在の女性が比嘉さんにこう言ったそうです。
「比嘉さんこれから一緒に来て撮りなさい、撮っていいから」と。

なんかゾクッとしました。

多分、自分が思うにはですが・・・
比嘉さんは、「撮らせて!撮らせて!」と言ってお願いするような感じの
人ではなかったような感じもするし、その礼儀正しいところや人柄だったり、
比嘉さんの強い想いが、神人達にそうさせたんじゃないかな・・・と。

なんか気持ちとか想いや信念ってすごいなーって思いました。
何百年続いたルールも変えさせたわけですしね。

そんな風に感じたテレビを観た後の『比嘉康雄展』。

とても迫力ありました!
これは沖縄の宝だなと思った。

でも恥ずかしながら比嘉康雄という写真家の名前すら知らなかったんですよ。
NHKに感謝、県立博物館・美術館に感謝です。




Posted by 流求茶館 at 23:41│Comments(0)
 
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